不動産投資による資産運用には、売買以外にもマンションを購入して賃貸をするという方法があります。
売買によって大きなお金が動くのとは異なり、中期または長期の賃貸によって家賃収入を得るのが目的です。
賃貸マンションと聞くと建物一棟全てを経営するというイメージがありますが、そのための資金は莫大なものとなってしまいます。
無理に一棟全てを所有しなくても、区分所有によってマンションの一室だけを貸し出して経営することもできるので、さほど大きな資産を持たなくても運営できるのが強みとなっています。
また、一括で購入しなくてもローンを組んで、家賃収入によって返済していくこともできるため、少ない頭金から行うことができるのが強みです。
所有した物件は資産として認められるので、続いて新たなマンションを購入するための担保として利用することも可能です。
賃貸マンションを所有すると大変な労力が必要になると考えられがちですが、平日は本業を営んでいる人のために、不動産屋に管理を一任することもできます。
費用はかかりますが、家賃収入とローンの返済、その他の出費と合わせて調整すればプラスにすることは十分に可能です。
また、賃貸マンションによる家賃収入は不動産所得として申告でき、減価償却費やローン金利、固定資産税などは必要経費として認められるので、確定申告で提出して家賃収入と差し引いた赤字は損益通算として他の所得から差し引くこともできます。
黒字になれば資産運用としての意味がありますし、赤字になったとしても所得税や住民税に影響するので大きな節税になります。
賃貸マンションを所有しているだけでは意味はなく、必ず住居していること、家賃収入があることが絶対条件となりますが、マイナスだけにはならず高利回りが期待できます。
為替や先物取引といった投資はハイリターンが望めますが、失敗すれば何も残らずに失ってしまうというハイリスクが伴います。
しかし、賃貸マンションであれば物件は残るので、資産としての価値が十分にあります。
最終更新日 2025年7月8日