プロパンガスと言えば、都市部に住んでいる人はあまりお目にかからないものかもしれませんが、日本ではまだまだたくさん使われています。
最近は、特定の会社だけでなくガス会社もかなり自由化されておりいろいろな会社が参入しています。
何故か他業種の会社もプロパンガス業界に参入しているようなこともあります。
このように、非常に多岐にわたって会社があるわけですがその中から1つ選ぶことができるのは、大きな魅力と言えるかもしれません。
ガス会社の選び方
多くの場合、会社を選ぶとなれば料金で選ぶはずです。
ほとんどの人は、ガスの専門家でないためどの会社のガスが良いなどと言うことを知りません。
そして実際に、どこの会社のものを使ってもそれほど違いはないといえます。
そうだとすれば、やはり毎月の料金で決める人が出てきてもおかしくはありません。
毎月の料金とは、基本料金だけでなくガスの単価が安いか高いかによって決まります。
ガスの単価が安い所の方が、総合的に金額が安くなるため魅力的と言えるかもしれません。
ただし、注意をしておきたいのはいくらガスの単価が安かったとしても、基本料金が他の会社より高くなってしまえば結局同じかそれより高くなってしまう可能性があります。
特に、毎月あまりガスを使わない家庭では、基本料金の値段が高いとそれだけ出費も大きくなるわけです。
一方で、毎月頻繁に使っている場合には、料金が多少高くてもガスの単価が安い方がメリットがあるといえます。
この辺は、その家庭やその会社のあり方で決めるのが1番と言えるかもしれません。
【参照】静岡県のプロパンガス会社・料金相場と地域最安値【まちがす】
プロパンガスは危険?
プロパンガスは、危険だと判断する人もいるかもしれません。
確かに、理由はよく分かりませんが危険なイメージがあります。
かつては、大きな爆発を起こしたことがありました。
しかしそれは昭和の話であり、平成以降プロパンガスで大爆発を起こしたりなどほとんどありません。
それ故多くの人の頭の中にあるプロパンは危険だと言う考え方は間違っています。
例えば、地震が発生した場合には最近プロパンガスのところに機械が設置してあり自動的にガスの流れが止まり供給されないようになっています。
大きな地震が発生した場合は、ガス漏れが発生する可能性がありこれが大爆発を起こしかさいになる原因の1つです。
しかし、震度4から5以上の大きな揺れが発生した場合、自動的にガスの供給が止まりガス漏れが発生しにくいように設定してあることがほとんどになります。
そのような状態で、大きな地震が発生したとき不安に感じるならば少し時代を考えた方が良いかもしれません。
東日本大震災の事例
では、津波や大水等はどうでしょうか。
基本的にこれらが発生した場合も、そもそもガス漏れが発生するような事はないと言われています。
例えば東日本大震災では、沿岸部のいくつかで津波が発生しました。
当然家なども飲み込まれたわけですが、その地域でプロパンを使っていた家は多く、都市ガスを使っていた例はあまりありません。
それにもかかわらず、ガス爆発を起こして大炎上したような事例は聞いていないわけです。
これは、洪水が発生した場合や津波が発生し水に飲み込まれた場合であっても、中のガスが漏れ等を起こさないようになっていることがわかります。
そうだとすれば、ある意味都市ガスよりも安全かもしれません。
ちなみに都市ガスに関しては、災害が起こったとき自動的に止まるようになっています。
所々にガスを止める弁が存在しており、それが閉まることになるわけです。
結果的に、各家庭でガス漏れが発生するような事はないでしょう。
【参照】1.ガス災害の現況と最近の動向 | 平成24年版 消防白書 | 総務省消防庁
プロパンの料金は基本的に高い
いずれにしても、日本で生活する以上そのような危険はまずなくなったといえます。
プロパンガスに関しては、多くの人が利用していますが今までプロパンを利用していたところで突然都市ガスに変わるケースはあるかもしれません。
しかし、人口増加している状態ならばともかく、人口が毎月島根県が1つ消滅するぐらい減少していることを考えれば、決して大きな都市がこれから育つとは言い難いです。
田舎のほうの人が都会に来るようなケースがあるかもしれませんが、地方都市ではいきなり人口が増えてプロパンを使っていたところが都市ガスに変わるようなケースはありません。
プロパンの料金は、基本的に高いと言われていますがこれは都市ガスと比べた場合の話になります。
確かに、都市ガスと比べると若干料金が高くなる傾向にあるのは間違いないところです。
とは言え、なぜ高くなるかの理由をしておけば、その金額に納得ができるかもしれません。
むしろ、この程度の料金差ならば問題ないと考える人も多いはずです。
まとめ
なぜ料金が高くなるかと言えば、1つは人件費の問題が考えられます。
プロパンの場合には、家の建物の横に設置する必要があり、これは会社の人が設置してくれることになります。
このときの人件費がかかると言うわけです。
しかも設置しておしまいではなく、数ヶ月に1度入れ替えなどを行うため、プロパンを取り出さなければいけません。
この辺も料金がかかる理由の1つと言えるでしょう。
もう一つは、トラック代がかかる可能性があります。
最終更新日 2025年7月8日