借金の返済ができずに苦しみ債務整理をしようと思っているとき、ネックとなるのが保証人の存在です。
借金するときはきちんと返済するつもりで、それを深く理解し保証人になってくれた人に対しての罪悪感で、なかなか債務整理できないケースもあると思います。
例えば債務整理の中に自己破産がありますが、この手続きを行えば借り入れした本人は返済の義務がなくなります。
ですので借金の返済地獄に陥っている人にとってはこれ以上ない解決方法ですよね。
しかし保証人に関してはこれは適用されませんので、借入人が自己破産すればその返済義務は保証人に移ります。
実際こういったケースで、保証人になってしまったばかりに借金の返済を肩代わりしなければいけなくなるトラブルは後を絶ちません。
もしも保証人が存在して、債務整理を行いたい場合には、手続きの前に保証人に全てを打ち明けて相談する必要があります。
もちろん話してすぐに了承をもらえる可能性はほとんどありませんが、何も言わずに債務整理してしまうことは本当の裏切り行為です。
まずは相談し、どうしていけばよいのかを保証人と話し合ってください。
ただし自己破産しなければいけないような状況である場合、多額の借金を抱えていることがほとんどです。
そのため保証人が支払っていけることはほとんどありません。
事情を説明し、納得してもらえるのであれば保証人も同時に債務整理手続きを行うことで負担は軽減されます。
それから闇金などの悪徳業者から借金をしてしまった場合。
こちらはたとえ弁護士や司法書士を介しても、時にはスムーズに話が進まないこともあります。
債務整理の手続きに入っても、借入人に直接取り立てや脅しをしてくるケースもあります。
ですが、一度債務整理の手続きに入ったら弁護士や司法書士に全てを任せるというのが鉄則です。
悪徳業者はあらゆる手段でなんとか返済させようとしますが、おいしい話であったとしても耳を傾けてはいけません。
最終更新日 2025年7月8日
