お墓を建てる方法について
土地と墓石をセットにしてお墓を建てるようにしますが、墓石は石材店に依頼して作ってもらう必要が出てきます。
屋外に設置し続けるものですので、雨風に強く、経年劣化が少ない丈夫な墓石であることが重要です。
墓石として使われている石材の種類はとても豊富で、150種類以上にもなります。
このうち、国内産の石が50種類、外国産のものが100種類くらいあるとされています。
石の種類によって硬さや色、強度などが違ってくるのが特徴です。
国内産の石で人気があるものとして、庵治石があります。
香川県でとれるもので、世界レベルで有名な石です。
かなり高級な石材として取り扱われています。
神奈川県でとれる本小松石や愛媛県の大島石なども、よく知られている石として使用されます。
外国産のものでは中国産の普及率が圧倒的に多くなっています。
全体の50%に迫る勢いで、30%程度の国内産を軽く上回っています。
別の国のものも使われており、インド産や南アフリカ産、韓国産などが見られます。
割合的に多いインド産
この内で割合的に多いのがインド産で、全体の10%程度の普及率です。
立派なお墓を建てたいと望む場合、高級な石材を選びたいと考えるケースが多いでしょうが、価格が高ければ石の品質が良いともいえないのが現状です。
実のところ、人気が高いことから需要と供給のバランスの関係で、石の価格が高騰しているケースがよく見られます。
本当に質の良い石を使いたいと考えるなら、石の性質を見極めることが肝心です。
良い石は経年劣化が少なく丈夫という特徴を持っており、その特徴を作り出すものとして吸収率と圧縮強度、見掛け比重という要素があります。
水の吸い込みのことを吸収率と言い、吸収率が低い石ほど水の影響で劣化を起こしにくくなります。
圧縮強度は石の硬さをあらわします。
石に力を加えてどれほど耐えられるかが分かる要素ですが、強度が高いものほど硬くて丈夫な石として評価されます。
見掛け比重は石の重さで、水と比較して測定されます。
重いほど揺れに強いといえます。
このあたりの特徴は、依頼する石材店に尋ねるのがおすすめです。
但し注意しなければならないのが、お墓を建てると決めた場所の契約内容によっては、定められた石材店のものしか利用できない場合があることです。
寺院や公営の霊園の場合に、この条件が見られるケースが存在します。
自由に石材店を選びたいなら条件が緩い寺院や公営の霊園を探すか、民営の霊園の利用を検討したいところです。
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最終更新日 2025年7月8日