・東日本大震災で色々学びたい
・原発事故はもう起こってほしくない
・株式会社アトックスの福島復興支社について知りたい
東日本大震災の時、福島第一原発で大きな事故が起きてしまいました。
水素爆発があったことは特に記憶に残っている人が多いのかもしれません。
映像が繰り返しテレビで流されていましたし、怖いイメージが今でもあるかもしれません。
廃炉作業が今後、長く続くことが考えられます。
この事故によって、原発は怖いものだと言うイメージが強くなった人はきっと多いのではありませんか。
確かに、決して安全だとは言い切れませんが、怖がりすぎることはないのかもしれません。
何が原因で事故が起きたのかを考えることで冷静に向き合うことができます。
Contents
福島第一原発事故についてアトックスが語る
日本は地震が多い国ですし、地震によって津波が発生することもあります。
そう言うことを考えて対策をしておかなくてはなりません。
しかし、残念なことに福島第一原発ではそう言うことまであまり考えておらず、きちんと対策もしていませんでした。
元々アメリカで使用することが考えられており、ハリケーン対策のために電源を地下など下の方に設置していました。
このため、大きな津波に襲われた時にすべての電源を失ったのです。
つまり、非常電源が一つでも上の方にあればあの事故を防ぐことは十分にできたのではありませんか。
東日本大震災の揺れだとか津波ではなく、電源を失ったために核燃料を冷やせなくなったことが問題だったからです。
津波対策を十分にしてこなかった
東北地方では過去に大きな地震が起こっていたことはわかっていますし、大津波に襲われたことがあることだってわかっていたはずです。
なぜ、津波対策を十分にしてこなかったのかと言う問題はあります。
原発はたくさんのエネルギーを生み出すことができますが、適切にコントロールしないと大変なことが起こることがわかりました。
実は、東北地方は他にも原発があります。
女川原発を知っているでしょうか。
女川原発も太平洋側にありますが、こちらは東日本大震災の時に避難所となっていました。
多くの避難者が女川原発に集まりました。
どちらも同じ原発でありながらも、大きな事故を起こした一方で安全だからと言って多くの避難者が集まると言うように大きな違いがあります。
女川原発は電源を喪失することはなかった
女川原発は最も震源から近かった原発ですが、電源を喪失することはありませんでした。
このため、大きな事故が発生することがなかったのです。
つまり、原発はきちんと備えておけば安全に使用することができると言うわけです。
もちろん、使用済み核燃料の存在を忘れることはできませんが、福島第一原発も高台など高いところに非常電源を設置していれば大きな事故を起こすことはなかったでしょう。
そのことが悔やまれて仕方がありません。
避難した周辺の住民が元の自分の家に戻る人はとても少ないです。
過疎化がより一層進んでしまったと言っても良いでしょう。
あの事故は単なる原発事故と言うわけではなく、周辺地域の過疎化を加速させてしまったと言う一面もあります。
東京電力管内や東北電力管内では電力が逼迫して大規模停電になりかけた
そして、原発に対するイメージを著しく悪くしてしまったのかもしれません。
西日本では原発を稼働させていますし、このため、電力が逼迫することはありません。
しかし、東京電力管内や東北電力管内では電力が逼迫して大規模停電になりかけたことがありました。
これらの電力管内では、揚水発電に頼ったことがあったほどです。
揚水発電は最後の砦ですから、それを使用しなくてはならなくなったと言うことは、エネルギー問題を真剣に考えて改善しなくてはなりません。
火力発電に頼っていますが、その火力発電だけでは十分とは言えないので、原発に頼らないといけないでしょう。
今の日本は電気を使うことが多くなりましたし、今後、電気自動車が増えていくのであれば原発の再稼働は避けては通れません。
それでも、原発を再稼働できないのは政治家の覚悟の問題なのかもしれません。
株式会社アトックスの見解
福島第一原発の事故がなぜ起こったのか、どうすれば防ぐことができたのかを考えれば、同じことを繰り返すことはないはずです。
どのようなことがあったとしても電源を失わないようにし、テロ対策も万全にすることで安全に原発を稼働することができるはずです。
世界一厳しい基準をクリアすれば、東日本でも原発を使うことを考えるべきでしょう。
参考:「アトックスの福島復興支援のまとめ」
そして、廃炉作業が続けられているわけですが、これはかなり険しい道となっています。
必ずしもスムーズに行くと言うわけではありませんし、今でも線量が高い場所があります。
そんな中での廃炉作業ですから、想定よりも時間がかかってしまうかもしれません。
今後の福島第一原発のことも考えて、原子力の技術者をずっと育てて行く必要があります。
しかし、原発へのイメージが下がったり、今後も原発を稼働するか疑問に思う子供が多いせいか原子力の技術者を目指す人が減っています。
まとめ
このままでは、廃炉作業にも影響するかもしれません。
一人一人が、福島第一原発の事故を冷静に考えて、向き合う必要があります。
そうすれば、廃炉も他の原発の稼働もうまくいくのではないでしょうか。
最終更新日 2025年7月8日